陸上特殊無線技士とは?
陸上特殊無線技士とは、電波法令で定める無線従事者資格のひとつで、陸上に開設する「業務」無線局に従事するために必要な資格であり、
「第一級陸上特殊無線技士」「第二級陸上特殊無線技士」「第三級陸上特殊無線技士」「国内電信級陸上特殊無線技士」
の四つの資格があります。
従事する無線局の規模(使用周波数帯・空中線電力等)により必要な資格が異なりますが、主にテレビの中継局、携帯電話の基地局、コミュニティ放送局、VSATシステム、気象レーダー、防災行政無線、警察無線、消防無線、鉄道無線、タクシー無線等で活躍する資格です。
※こちらのページで詳しく紹介しています⇒陸上系の特殊無線技士の無線設備の操作範囲とその活躍の場の例
また、近年注目を集めている、空撮や測量等で活躍している業務用ドローンに必要な資格も、この陸上特殊無線技士なのです!
第三級陸上特殊無線技士では何ができる?
第三級陸上特殊無線技士資格では、警察無線・消防無線・鉄道無線・タクシー無線等の基地局、MCA無線の制御局、陸上移動局、携帯局、そして業務用ドローン等、幅広い業務で活躍することができます。
VSATやレーダーも使える! 第二級陸上特殊無線技士
第二級陸上特殊無線技士資格では、コミュニティ放送局、VSAT小規模地球局、防災行政無線、警察の速度取締レーダー、気象レーダー、ハイウェイラジオ局、公共事業の無線局等、幅広い業務で活躍することができます。もちろん、第三級陸上特殊無線技士資格で活躍できる業務(ドローンも!)にも従事することができます!
ドローン等に用いられる無線設備について (総務省ホームページからの引用)
ロボットを利用する際には、その操縦や、画像伝送のために、電波を発射する無線設備が広く利用されており、特に、上空で電波を利用する無人航空機(ドローン)等の利用ニーズが近年高まっています。
これらの無線設備を日本国内で使用する場合は、使用周波数や空中線電力等によっては電波法令に基づき、無線局の免許を受ける必要があります。
⇒ 詳しくはこちら (総務省ホームページに移動します)
養成課程で陸上特殊無線技士の免許を取得しよう!
「陸上特殊無線技士」の免許を取得するには、主に公益財団法人日本無線協会の実施する「国家試験」を受験して合格するか、
「養成課程」と呼ばれる国の認定を受けた講義を受講して「修了試験」に合格する(国家試験免除)二つの方法があります。
この養成課程は、株式会社キューシーキュー企画が所管の総合通信局の認定を受け、省令等で定められた時間・内容の授業・修了試験を行うものです。