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無線で広がる世界アマチュア無線の楽しみ方

アマチュア無線の楽しみ

携帯電話やスマホが急速に普及し、社会の中ではあらゆる場面で無線通信が使われています。その中の一つに趣味で楽しむアマチュア無線があります。自由にだれもが情報発信できる現代社会において、アマチュア無線は、いつ誰と交信できるのかわからない?という不確実なもので、「わくわく・ドキドキ」を楽しむ、電波を使って交信する無線通信の一つです。

この電波というものは不思議なもので、季節や時間帯、そして電波の種類によって交信できたりできなかったり、また、交信できる地域が異なったりして、様々な出会いを楽しむことができます。

私はモールス符号を使って小さな出力での交信を楽しんでいます。こんなにも小さな出力と簡単なアンテナでも「つながったり」、また、「つながらない?」と思っても、工夫次第で「つながってしまう!」こともあり、多様な楽しみ方があります。

いざというときには社会貢献にも活用できるアマチュア無線、あなたも始めてみませんか?

トランシーバーの選び方

免許取得後にどのようなスタイルで運用をしていくかによりますが、自宅から本格的に国内や海外との遠距離通信を楽しむなら、オールモードトランシーバー(固定機)がいいですね。

自宅や自動車に取り付けての運用ならモービル機(144,430MHz帯やHF帯用もある)があります。

固定機やモービル機の場合、他に同軸ケーブル、アンテナが必要です。また、トランシーバーはDC(直流)で動作している機種が多いですから、自宅からだと安定化電源(AC→DC)を使用するのが一般的です。

まずお手軽に始めるならハンディタイプのトランシーバーも良いかと思います。144,430MHz帯用が多く、また、インターネットに接続できる機種など、様々なタイプが発売されており、お手頃な価格の機種も多くあります。ハンディ機はアンテナと電源が付属されていますので、そのままでも運用できますが、付属アンテナ以外の利得のあるアンテナや固定用の外部アンテナにも変換コネクタを付けて接続することができます。ハンディ機でもアンテナを変えることで電波の飛びも格段にアップしますので、よりアマチュア無線を楽しむことができるでしょう。

海外通信の楽しみ方

電波は国内のみならず世界中を駆け巡ります。この特性を利用して、南北アメリカ、欧州、アフリカ、南極大陸、人工衛星等々、世界各国のアマチュア無線家(ハム)と交信することができます。

アマチュア無線の楽しみ方は多種多様ですが、その中で会話による海外との交信も楽しみの一つです。海外との交信では英語が共通言語ですが、英語が苦手と感じている方でも中学までの英語の基礎があれば十分交信は可能です。

世界中のハムが英語の先生であり、交信の中で会話練習を積み重ねていけば、必ず英語力はついてきます。私はこの方法で英語力、会話力を身につけた一人です。海外旅行に行けば現地のハムと親交を深めることができ、また、会社では英語に係る仕事も依頼され、海外駐在のチャンスもありました。大袈裟のようですが、アマチュア無線で海外との交信を楽しんでいなければ、現在の自分の人生はなかったと思っています。

アマチュア無線は年齢に関係なく楽しめます。皆さんも是非アマチュア無線を始め、さらに海外との交信にチャレンジしてみてください。あなたの世界が変わり、新しい人生が待っていますよ。

電波を求めて 野山を駆けるARDF(Amateur Radio Direction Finding)

ARDFはAmateur Radio Direction Findingの略で、「無線オリエンテーリング」ともいわれている、アマチュア無線の電波を使用した競技です。スタート前に配布される地図を使い、発信機(TX)の発射する電波を自作受信機で受信し、指定された数のTXを探して早くゴールした人が上位となる、大変ハードで頭を使うスポーツです。県や地方、全国大会などがあり、成績優秀者は海外での大会に出場することができます。

私が開局した1987年に第1回全国大会が開催されて参加したことから、ARDFが大好きになりました。主催者としても全国大会を3回開催しています。

ARDFは目に見えない電波を受信機で探すことも楽しいのですが、電波の強さを考えて、各TXが地図上のどこに設置されているかを考えて、どう走ったら最短で到着できるかを推理する、頭脳的な競技であることが一番の魅力です。

写真は2023年5月28日新潟県見附市で開催された、信越地方大会での筆者です。
この日は調子が良く、2位で表彰されました。

アマチュア無線とアウトドア-SOTA-

SOTAとは、Summits On The Airのことで山頂から運用する、アマチュア無線のアウトドアでの楽しみ方の一つです。SOTAは、山頂に登って交信する人と、その山頂の局を追いかけて交信する人のそれぞれにポイントが付き、双方が楽しめるプログラムになっています。

ただ、どのような山でも有効な訳でなく、ルールで決められた山頂が登録されています。世界では、16万以上、日本国内では、7,000程の山が登録されています。高い山ばかりでなく、200m未満の低山も登録されています。

また、SOTAは、山頂には最終的に足で登らないといけないルールになっていますので、無線機やアンテナは、ナップサックに入る程度の小型のものしか使えません。私は送信電力が10Wの短波帯の無線機と釣り竿を利用したアンテナを使っていますが、このような簡易的なものでも海外からも呼ばれることもあります。

SOTAは、山登りの運動と趣味の無線の両方を兼ねることができる、アマチュア無線の面白い楽しみ方の一つだと思います。

また、SOTA以外のアウトドア活動として、SOTAに似たPOTA(Parks On The Air)もあり、こちらは公園から運用して楽しむものです。

アマチュア無線とドローン

アマチュア無線の楽しみ方の一つとして、アマチュア無線の電波を使って動画を伝送する通信がありますが、この動画伝送でFPVドローンを楽しむことができます。

FPVとは、First Person View(ファースト・パーソン・ビュー)の略で日本語では「一人称視点」といい、ドローンから見た視点のことです。

ドローンに超小型カメラとアマチュア無線局に許可される5.6GHz帯を送信できるVTX装置(ビデオ送信機)を搭載して、受信機であるヘッドマウントゴーグルやFPVモニターで受像すれば、あたかも自分が航空機のコクピットで操縦しているような感覚や上空からの視点で景色を楽しみながらドローンを飛ばすことができます。

また、Tiny Whoop(超小型ドローン)などでのドローンレースでは、アマチュア無線の周波数帯が使われています。

無線局の開局手続きは少し手間がかかりますが、パイロット気分を味わいたい方、ドローンレースに参加する方、ドローンに手を加える模型工作や電子工作に興味のある方などにお勧めです。

アマチュア無線とクラブ局

従事者免許を取得し、無事に開局できたのはいいが、活動の幅を広げようとすると、どうしても難問にぶつかってしまいがちです。また、「交信の仕方がわからない!」「交信相手が見つからない!」といった方もいるかもしれません。

そんなニューカマー(新人)さんには気軽に相談できる場として、アマチュア無線の「地域クラブ」への参加をお勧めします。交信の手順、アンテナの設置、パソコンとのデータ連携などが学べることでしょう。ミーティングに出られなくてもメーリングリストやZoomを活用したオンラインミーティングなど工夫されているクラブも多くありますし、クラブ局の運用は、普段自宅では経験できないようなことが経験できる機会でもあります。

「アマチュア無線は一人でも楽しいが、みんなでやるともっと楽しい」ある大先輩の名言です。みんな最初は素人です。教えあい学びあいながらベテランになっていくわけです。
いろんなクラブを見学してみて、自分に合うクラブを見つけられ、せっかく始められたアマチュア無線を生涯の趣味として続けられますよう、願っています。

アマチュア無線と非常通信

アマチュア無線は、通常時は趣味や研究などに用いられていますが、それ以外にも重要な役割があります。それは非常通信です。大規模災害等が発生すると、携帯電話回線が輻輳し、または基地局の被災により携帯電話、スマホ、固定電話やその他の通信手段が使用できなくなる可能性があります。このような場合に活躍するのが、アマチュア無線です。アマチュア無線は無線機同士で直接交信ができ、また、ハンディー機や車載機等、電力会社によらず電源を供給できるものもあります。これらを使用することにより救助を要請したり、各種連絡を行ったりすることができます。

そのため、各地で非常時の通信を訓練している社団局もあります。また、日本全国で地方公共団体の防災訓練が行われていますが、実はアマチュア無線局が訓練に参加していることもあります。

非常時は気が動転することも多く、なかなか通常時のように通信を行うことができません。普段から通信に慣れていないと、いざという時に情報の伝達に手間取ることも想定されますので、非常時用と思っていても、通常時から通信に慣れることが重要です。

QSLカード収集の楽しみ

QSLカードとは相手局と交信をした証明書で、記入する交信データ(コールサイン、交信日時、周波数、モード等)には一定の必須条件がありますが、それ以外はハンドメイドで作るもよし、専門に作成している印刷業者さんへ依頼するもよし、好きなデザインや写真を自分のコールサインと共にプリントして作るなどの楽しみがあります。

その交信データの元となる業務日誌(ログブック)は自作もありですし、既製品もあります。最近だと、パソコンで管理できるフリーソフトの電子ログを使用している方も多いです。

最近は電子ログやQSLの交換システムがあり、Web上で交信データをアップロードして交信記録を管理したり、相手局との電子版のQSLカード交換も楽しむこともできます。様々なサイトがありますから、電子QSL等のキーワードでWeb検索して、ご自身に最適なものを探してみてください。

コンテストの魅力

アマチュア無線のコンテストとは? と疑問な方もいると思いますが、簡単にいうと、決められた時間内で、アマチュア局との交信数を競う競技のことをいいます。

このコンテストには、交信相手となるアマチュア局が日本国内のものや、全世界を相手にするものがあります。私は主に日本国内のコンテストで、普段は近距離しか飛ばない周波数帯の電波(VHF帯・UHF帯)の部門への参加が多いのですが、そんな周波数帯でも、少し小高い山の上から電波を出せば、遠方局との交信が可能となります。その結果、交信局数が増加し、コンテスト成績もアップすることで、コンテスト参加の楽しさも倍増ということとなります。

また、三アマ以上の免許では、移動局が出せる最大50ワットまで出力が可能となり、より遠方へ電波を飛ばすことができ、楽しさはさらに倍になります。

さあ、皆さんもアマチュア無線技士の免許を取ってコンテストに参加し、お空でお会いしましょう!

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